Texas InstrumentsのLM1117IMPX-3.3/NOPBは、最大電流800mAで固定出力3.3Vを提供するよう設計された低ドロップアウト(LDO)リニア電圧レギュレータです。フルロード時に1.2Vの低ドロップアウト電圧を特長とし、入力電圧が出力電圧に近いアプリケーションに適しています。このデバイスは、過電流および過熱条件に対する保護のために、電流制限および熱シャットダウン機能を統合しています。
このレギュレータは、コンパクトな設計に理想的な省スペースのSOT-223パッケージで提供されます。出力の過渡応答と安定性を向上させるために、最小10-µFのタンタルコンデンサが必要です。LM1117IMPX-3.3/NOPBは、ACドライブ電源ステージ、商用ネットワークおよびサーバーPSU、工業用AC/DC供給、超音波スキャナー、およびサーボドライブ制御モジュールなど、幅広いアプリケーションに設計されています。
電圧レギュレータ
低ドロップアウト (LDO) 線形電圧レギュレータは、入力電圧と負荷条件の変動にもかかわらず、一定の出力電圧を維持するように設計されています。供給電圧が出力電圧に近いアプリケーションでは特に有用で、電力損失を最小限に抑え、効率を向上させます。
LDOレギュレータを選択する際には、出力電圧と電流要件、ドロップアウト電圧、ラインおよび負荷調整、パッケージサイズ、および熱特性を考慮することが重要です。ドロップアウト電圧は、規制を維持するために必要な最小入力電圧を決定するため、重要なパラメータです。良好なラインおよび負荷調整は、さまざまな条件下での安定した出力電圧を保証します。熱的考慮事項も、デバイスの過熱を防ぐために重要です。
LDOレギュレータは、電力効率が重要な携帯機器やバッテリー駆動機器を含むさまざまな電子デバイスにおいて使用されます。また、クリーンで安定した出力電圧を提供する能力のため、ノイズに敏感なアプリケーションにも使用されます。